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5/22のQBオンリーイベント、および委託業者各社様で『これからの「契約」の話をしよう ~魔法少女が生き延びるための法学~』を手に取っていただいた皆様、この度はご愛読いただきましてありがとうございます!
法学に心得のある方が「お、そうかも!?」の発見と、法学に心得のない自分のような者にも「え、そうなの!?」の発見を届ける、オモシロイ一冊になったと思います。

「なったと思います」なんて言っちゃ、まるで自分が書いたみたいですね。
挿絵担当ということで参加させていただきましたが、文字原稿を見る際はイチ読者としてワクワクで読んでたので、自分の立ち位置が微妙すぎて、なんて言っていいかワっカンネーです。

ということで、本書に携わった上での感想や分担された任務の詳細なんかを下記に綴ろうと思います。自分が何のできる人間かというシューショクカツドーなんかも兼ねちゃったりで。

あとブログの記事タイトルが「これからの契約、その裏話をしよう」なんて書いちゃってますが、裏話も何も大したこと書かないと思います。書籍名に文字らせたかっただけっす。
では、以下から↓

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2010年3月中旬、本書のライターの一人patRIOT様(twitter)より連絡がありました。
「魔法少女まどかマギカのね、同人誌作るんよ。挿絵やらん?」と。
同人誌? 挿絵? 小説イラストってことすか? つーか大将、SSとかノベルとか書く人でしたっけ? と話していくうちに何やら様子がヘン。何を作るのか聞いてみたら
「小説じゃないなあ。なんつーか劇中の事案を法的に考察する同人誌。QBの持ちかける契約がニッポンの法がどう判断するのかってのを検証!みたいな。絵も挿絵つーか図説に近いかも」
という答えが返ってきました。

図説?! 図説ってあの図説?!
マル・サンカク・シカクを矢印で結んだりして読者へ形として読ませる、図による説明?!!
うおぉぉぉおお! やっちゃっていンすか! 俺やっちゃいますよ??!!
と、「図説」という単語に反応し、ふたつ返事でオッケーしちゃいました。

自分は図説というヤツにめっぽう弱いです。
見るのも描くのも大好きです。
過去にこんなのや
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こんなのを
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作っていたのですが、矢印とオブジェクトをつなぎ、文字による説明なんかを写植したりするのが好きで好きで堪らないです。
無機質な形ゆえに、小ネタが挟みやすいのも図説の面白いところですね。機械的に目で追わせて急に人間的な感情を読ませるギャップというか。
そんな小ネタを挟む余地のありそうな同人誌なのか確認したところ、
「説明するとこに矛盾さえなければ自由にやっちゃって。」
という了解もいただいたので、ライターさんの伝えたいことおよび自分のやりたいことをフルに表現すべく、本書の制作に携わらせていただきました。

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自分は法学においての心得は驚くほどありませんでしたが、本書の打ち合わせはそんな自分でさえも法学の面白さに興味を持たせるような、「面白みを知らない人へ面白みを伝える、面白みを知ってる人には新たな発見を伝える」みたいな情熱がハンパじゃなかったです。
法律は生きるために知っておく必要がある、ということはわかっていますが、何から知っていくべきか自分にはわかりません。自分が知るべきポイントを知らないのはきっと基礎を知らないからです。だから本書は基礎から書きます。なるべく詳しく、できるだけ笑えるように。
もちろん法学に心得がある人には今さら基礎ではなく、TVアニメ「魔法少女まどかマギカ」の劇中の事案がこう考えられるでしょうと、応用としての考察が書かれています。できるだけ納得のいく根拠で。
読者をグイグイ引き込む「読ませパワー」みたいなのがビンビンに伝わる、実に面白い企画でした。

うおっ、読ませるために気合入れてんな、こら俺も出来る限りはせんと。
と、「読ませる絵」というテーマを念頭に、全てのイラストを手がけようと思いました。


ライターさんご自身がオフセやオンデマの印刷知識に明るい方かつ、ご自身で組版まで出来る方(!そりゃスゲー!!)だったので、本書において自分のやったことといえば、本当の意味で「絵を描いたくらい」です。

組版されてどんな感じの図説にしたいのか話し合ったのち、

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①トンボ付きのPDFが支給されてきて



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②トンボを元にAdobe Illustratorで採寸



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③こんな文言とこんなレイアウトでイラスト描いてちょ☆ とラフ書きが支給され
(ホント何から何まですんませんな。。。)



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④自分も「こういうレイアウトの方が見易くね?」とか言っちゃったりして
(上の画像はAdobe Illustratorで枠描いてからMSペイントでマウス絵)



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⑤文字位置の変更とか自分の希望、発注元の希望なんかをメールやら電話でしちゃって
それらが決まったら



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⑥PAINT TOOL SAIで描画。
今回の推奨印刷解像度が600dpiだったので、その推奨解像度/原寸サイズで作業。
描画後はPSD形式ファイルに出力。



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⑦Adobe Illustratorでなるべく6pt未満の文字にならないように写植。
グレースケールPSDで書き出し



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⑧あとは先方が組版データにPSDを配置して出来上がり!!


という作業が自分の担当範囲でした。


組版が済んだ状態からのイラストの描き起こしだったので、骨子となるサイズに変更がかかる可能性が少ないというのが、作業していて精神的にすんごいラクでした。
(たまにイラスト内のキャラクターの変更なんかはありましたが…おーっとゲフンゲフン! 愚痴じゃないんだよ!)

図説の作成においては、専門知識のあるライターさんと「何を描いたら分かりやすくなりそうか」というのを話し合うのが面白かったです。
図説ではない各講トップのイメージイラストなんかは基本的に好き勝手やらせて貰えてありがたい限りでした。特に第5講は「国会議事堂! 大怪獣バトル勃発!」的なイラストが描けて、個人的に大満足です。
こんなテイストのイラストばかりでスンマセンですね。。。




今回のこちらの同人誌、集団で役割を分担して何かを作るという経験は、非常に勉強になりました。
貴重なご機会を与えてくださったライターのronnor様、patRIOT様に重ね重ね御礼を申し上げます。

なによりこの本を手にとっていただいた方々に、厚く御礼申し上げます。
見易いイラスト、分かり易い図説、などの感想をもっていただける方がいましたら、これ以上に幸いなことはございません。

この本に携わった方、皆様に感謝の意をお伝えしたいことをもって、不肖リクルトスツーの後書きとさせていただきます。




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それはそれとして。

本書の第3講「ソウルジェム連続暴行疑惑」の製作段階でのことなんですが。
当初は「うーん、ジェム姦の話をするかも。やっぱしないかも。」って話がありまして。
結局しないことになっちゃったんですけどね。
ソウルジェムにナニして喘ぐさやかちゃんを実演しよう、みたいな寸劇があるかもないかも、ってな話もあったんです。
「じゃあ自分、洋ポルっぽくワイルドに淫れ喘ぐさやかちゃんを描きたいです!」って言ったら、
「うん、ヤメテ。」って言われました。
なんか悔しいのでプレゼン用に用意しようとして削除してゴミ箱からまた出した、洋ポルっぽくワイルドに淫れ喘ぐさやかちゃんをここにでも載っけときます。

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