Pixivで「けいおん!」というか「けいおん!!3年2組」のイラストを投稿しております。見知り置いていただけましたら是幸いです。
今回記します記事は、自分におけるけいおん二次創作の22作目、「理想→試練→信念→『現実』」についてです。
(画像はPixivの自ページへアンカーされています)
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前回の投稿が2011/01/30で今回が2011/02/27。
おおよそ1ヶ月のブランクを経ての投稿です。
久々の投稿だし修行も兼ねてちょっと違うことにチャレンジしてみよう。
ということで、今まで描いたことのないタッチで描こうと思い4枚目の写実絵から描きました。
何度か当ブログ内で「厚塗りをやってみたい、でもダメかも、向かんかも」ということを漏らしていましたが、このイラストはその辺を克服できそうな兆しが見え始めた、ツールを使う上で自分向けの厚塗りの方法が掴めそうな手応えのあった、そんな記念すべきイラストでした。
作業手順的には
①キャラ全体の輪郭を2ptくらいの鉛筆ツールでテキトーに描く
↓
②各カラー部位をレイヤー分けしてベタ塗り
↓
③エアブラシで陰影を置いて水彩筆で引き伸ばす
という3段階から構成されています。
①の線画というのが、本当にテキトーで、とてもではありませんが人様にお見せできるものではございません。
その部分を最終的に消去することで省略できる、大幅に製作時間を短縮できるのが自分にとっての厚塗りの魅力かもしれません。
(『塗り』の工程がその分面倒かつ、センスが問われますが。。。センス欲すぃ。)
大昔に3Dグラフィックの入門書みたいなものを読んだ時に「無から創造するのは大変困難。ましてやそれを格好良く見せようなんてプロでも難しい。この入門書見てるキミらは言わばドシロートでしょ? 最初は身の回りのコップとか林檎とかをモデリングなさい。写実は咀嚼しまくるとそのうちキミのオリジナリティになる。」みたいなことが書かれていましたが、ようやくその意味を理解できそうです。
デフォルメは難しい。ましてそれをオリジナリティとして第三者に公開することは、なお難しい。
そのオリジナリティを表現するためにもまずツールの特性を知らなければなりません。ツールの特性を理解するためには身近にあるものを出来るだけ現実に近い形で表現することが近道なのでしょう。
あの時使ったこのツールがより現実に近かった、そのツールを今度はこの表現のために使ってみよう、という試行をするためにも写実絵はとても修行になりました。
もっと現実に近い表現で、より可愛らしく描ければなお成功と言えたのですが。。。『可愛い』という概念に貪欲にならなければなりませんね。
とまれ、このイラストは過去から引きずってきた『厚塗りに対する自分のモヤモヤ』を解消するのにとても躍進できた、自分の思い出に残る一作でございました。犠牲になってくれた野島ちゃんと松本さんに礼を。本当、次は可愛らしく描きたい。
とりあえず目下、上手になることを目指して頑張ります。
最終目標は、3Dテレビにまったく興味のわかない自分が一目見て「うお、技術の躍進パねー!」と思わず手を伸ばしたくなるような、そんな野島松本を表現すること。
頑張ります。