新規キャンバス

先日の「こみっくトレジャー」にて田井中律・若王子いちご 合同本をお買い上げいただいた皆様!
Pixivの告知を見ていただいた皆様!

いやー、申し訳もないです!
いっぺんやってみたかったンすよ、釣り広告ってヤツを!

ちょうどこの話を持ちかけられたときね、ロックンロールで勃たなくなったロックバンドの甘々ポップスのPVや、ドキドキの魔法タイムどころかヒヤヒヤの惨殺タイムな魔女っ子アニメが放映されたりして、ミスリードを誘うような告知方法に興味があったんです。

楽しそうな告知に見えたでしょうか?
セリフと効果線変えるだけでずいぶん違って見えるもんですねー。
引っかかってくれた皆様に、平身低頭お詫び申し上げます。


というわけで、こちらの漫画のあとがき的言い訳を下記に記していこう思います。
例のごとく本書をお持ちでない方は置いてけぼりの内容になると思いますのでご注意を。




2011年8月、本書の主催者けんほう様より「来年1月初旬のイベントで発行予定の田井中律・若王子いちご 合同本に参加しませんか」とお声をかけて貰いました。

ご参加される皆様のゴージャスメンツっぷりにたじろいだり、その他の発行物があったり、田井中律・若王子いちごというキャラクターでやりたいネタがあったのはあったのですが絶対に世間の需要のなさそうなテーマになるなと不安だったりで、参加の決断期日までどうすべきかたっぷり考えようと思っておりました。
本当に参加表明の締め日ギリギリの返答になっちゃって申し訳も無いです。。。


いざネーム描いてみたら、相変わらず黒ベタ面積の多いこと…。
いや、本当、こんなネームに校了してもらっちゃって、なんかスンマセンねえ。。。。
自分の編集能力の限界でございました、本当、申し訳もございません。


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以下、本当にどうでもいい言い訳です。

もともとこのネタは冬の寒さ差し迫る晩秋の頃、2010年の11月頃に原案として出来ておりました。
いちごちゃんは17話なんかの部活のシーンを見ると部活動に対して厳しく取り組んでるなーうんうん学生ちゃんは熱量を青春にぶつける姿もサマになるよなー、律ちゃんは相変わらずテキトーぶり発揮しちゃってるけどそれでも彼女に付いて行こうと思えるリーダーシップは彼女しか持ってないよなー、これは部活動テーマでちょっと面白そうなの描けるかもー、っと得意先回ったあとの公園でコーヒー飲みながらデュフってました。よっぽど珍奇なツラをしていたのか通りかかったお子様にビビられました。

いろいろとバトントワリングについて調べてみるとこれまた面白い事実に直面、「全国大会の開催は毎年1月末頃」だとか。んんんんー?! 受験戦争最前線の時期やんけ! そんな時期の大会に自分も参戦するの?! いや、若王子いちごの進路については何の設定も出てないからもうすでに決定済みでそこにいてるのかもしれんけど! いやそれ以前に10月頃に高校3年が部活に出て監督してるとこにも興味沸くぞ! 自分がバトンを持たずにコーチングしてるってことは、もしかしたら自分自身は大会に出ずに今は受験の勉強の合間に後輩の指導も兼ねてやってるってことなのか?! アツイ、アツイぜいちごさん! これが「自分の世界観&正義感」って奴なのか!!

これは面白そうなプロットが上がりそう、ちょっとフロー起こしてみよう。


・若王子&後輩、晩秋もバトンの練習

・練習がキツイ! 後輩わざと聞こえるくらいの愚痴で「この時期の3年生にもなって暇なの?! プンスカ!」

・若王子、胸がチクリとするも黙殺!
「(部活動とは! 学校予算から部費のスポンスを受け大会行事で賞をゲットするための興行なり! 部の存続のためには多少の荒行も致し方なし!)」
「(私は正しいと思っているから今これをやってるのよ! 正しいは正義!)」

・舞台変わって教室
田井中「いやー、3年のこの時期に後輩の指導! いちごさん立派すわー」
若王子「当然よ! 正しいからやるの! 正しいは正義!」
田井中「ほどほどに頑張ってねー、うん…。」

・舞台変わって体育館
若王子「おらおらー! てめーら揃ってねーぞ!」
若王子、突出して上手い後輩に指導
「特にテメーは上手いな! だが! 上手いことは時に罪だ! 周りがついてこれねー! 上手くなるなとは言わん! だが団体競技の真髄はチームを一つの生物に見せることに真髄アリよ! つまり、心をみんなひとつにね!」

・後輩たちももー、我慢の限界!
「いい加減にしてよね! こんな状態で心をひとつになんて出来るわけないじゃない! もーこのへんでやめさせてもらいまっさー!」
その場で全員退散! 超退散!!

・舞台変わって教室
若王子「(いやー、正しいと思ってやってはみたけど、やっぱこれ間違いかなー。)」
田井中「しょっぱい顔しなさんな、メシを食おう、な!」

・田井中「マジで元気ないじゃない? どうしたよ?」
・若王子「いや、もう、上記みたいなことを部活でやっちゃってもー、本当、精神的にまいってます、ハイ。」

・若王子「自分では正しいと思ってたのに、どうしてこうなったかな…」
田井中「それは…。それは…、それはいちごが正しい!」

・若王子「(えええー、この人何言ってんの?! 正しくなかったぽいから昨日みたいなことが起きて今落ち込んでるっつーの!)」
田井中「部活動の存続、後輩の成長。全部考えてるお前が間違いだなんて言うことは出来ない。立派も立派。」

・田井中「ただそれとは別問題で個人的に気になるんだけど…。いちご個人はバトンを楽しんでるの?」
若王子「!」

・田井中「私はリズムキープもおぼつかないドラマーとしてはちょっと問題ありで、やたらめったら上手い後輩にも練習がどうとかサボんなとか言われるけどまーそれはおいといて。」
田井中「部活動の存続、賞の受賞、そういう運営の部分はおいといてお前さん個人がどうも楽しんでないようなのが気になってな」
若王子「(そういやいつの間にかバトンを回すことよりも、運営することに重きを置きすぎたかな。)」

・なんだかんだあって大団円!
ゴルゴ13の世界情勢説明ENDみたいな解説があって終劇!


うん、「なんだかんだあって大団円!」の部分も思いつかないし、これ描こうと思ったらたぶん30ページくらい描く勢いだからやっぱこの話はナシで!
ずっと胸にしまっていよう!

…と、荒削りな状態でそっと胸にしまっておりました。
「突出した上手い後輩」なんて自分設定を出すのもやや抵抗ありましたし。。。


で、寒さを全く感じない2011年の8月、合同本の参加の旨のご連絡をいただいたのであります。

うーん、あの寒い日の公園で思いついたネタ引っ張ってこようか、それとも別のネタ考えようか、うーん。
ページの制限は特に聞いてないから30ページの漫画でもいいのかな、ごめん俺が無理、体力的に無理。
別のネタも思いつかんし、あのネタを数ページ向けにチューンした奴を考えるか…。


というのが、本書の終盤に掲載されたやたら黒ベタの多い6Pの漫画だったのでございます。。。
僕の漫画はどれをとっても動きが無いに等しいですが、その中でも特に動きがないと自負しております!
本書巻末のあとがきのとおりのような、自分の言いたいことを描こうと思った場合、もー、昼食中にダベることでしか描けそうになかった、ザ・実力不足。


面白そうなネタを活かせなかったことは、本当に悔しいと思っております。
今後の自分の課題となりました。




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といった上記をアトガキおよび言い訳として記したいと思います。

漫画を描く上で非常に貴重な体験をさせていただきました。
主催者のけんほう様に重ね重ねお礼を申し上げます。
この本を手にとっていただいた方々にも、厚く御礼申し上げます。




とりあえず目下、上手になることを目指して頑張ります。
最終目標は、青春時代を終えた自分が一目見て若返ってしまうような、そんな青春の楽しさを表現すること。
頑張ります。